Vol.27 金融危機と無極世界を考える
――「冷戦後」の本当の終わりと新しい世界秩序の模索

2008年12月発売

The Financial Crisis and a Nonpolar World

掲載論文

  • 第一章 無極化する世界と大国間協調の行方
  •   アメリカの相対的衰退と無極秩序の到来――アメリカ後の時代を考える
  •   民主国家連盟か、中ロを含む大国間協調か――ブッシュ後の世界秩序の試金石
  •   米中によるG2の形成を
  • 第二章 グローバル金融危機と経済モデル論争
  •   ドルの再生と新ブレトンウッズ体制の導入を ――固定相場制と金本位制の復活を
  •   グローバル金融危機のルーツを探る――遠因は世界におけるドル建て外貨準備の増大にある
  •   シャドー・バンキングの崩壊とG7リセッション
  •   コペンハーゲン・コンセンサス――デンマークでアダム・スミスを読む
  •   <CFRミーティング>アメリカはアジアの台頭にうまく対応できるのか――問題をつくりだしているのは欧米世界ではないか
  • 第三章 北朝鮮、アフガニスタン、イラク、イラン
  •   内からの崩壊を恐れる平壌――なぜ平壌は経済改革路線の導入を拒絶するのか
  •   グレートゲームからグランド・バーゲンへ――アフガン、パキスタンをカオスから救い出すには
  •   イラクの安定の継続か、内戦への回帰か、その鍵を握る米軍撤退のタイミング ――米軍の迅速かつ大規模な撤退を回避せよ
  •   新しい中東戦略を提言する――イラン封じ込め戦略は間違っている
  • 第四章 環境、資源、エネルギー問題を考える
  •   21世紀の資源争奪戦
  •   北極の海氷衰退と資源争奪競争――地球温暖化の経済・安全保障的意味合い
  •   食糧危機の打開を阻む先進国の政治と妄想――貧困国の現実に目を向けよ
  •   地球温暖化をいかに封じ込めるか――途上国を取り込んだ「キャップ・アンド・インベスト」枠組みの導入を
  •   原油価格ボラティリティのメカニズム

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