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CFRインタビュー
中国は北朝鮮とイランをどうみているか
―― 北京の核不拡散路線と米中関係

アダム・シーガル
米外交問題評議会シニア・フェロー

Hoping to Avoid Confrontation over Iran

Adam Segal
米外交問題評議会シニア・フェロー。専門は東アジア安全保障、中国の内政と外交、特に技術政策。最近の著書に『デジタルドラゴン』(仮題)がある。
聞き手 : Bernard Gwertzman
ガーズマンは、ニューヨーク・タイムズ紙の電子版のエディターで、米外交問題評議会(CFR)のウェブwww.cfr.orgのコンサルティング・エディターも兼務。 ワシントン・スター紙記者を経て、1968年にニューヨーク・タイムズに入社。その後69年から71年にはモスクワ支局長、89年に外報部長となる。同氏が、外交・国際関係の責任者だった時代に、ニューヨーク・タイムズは四度ピュリツァー賞を受賞している。 95年のニューヨーク・タイムズの電子版立ち上げとともに、電子版へと移り、現職。また、2003年から開始された外交問題評議会インタビュー(Gwertzman Asks Experts)のコンサルティング・エディターとして、週に2、3度のペースでインタビューを行っている。

2006年1月号掲載論文

現在の中国が北朝鮮の非核化を望んでいるのは明らかだが、一方で中国には、北朝鮮崩壊というシナリオを回避したいという思惑もある。その理由についてアダム・シーガル(CFRシニア・フェロー)は次のように述べる。「中国が恐れているのは、(北朝鮮が崩壊すれば)大量の難民が中朝国境に押し寄せ、すでに朝鮮民族が数多く暮らす国境地域をますます不安定化させてしまうことだ。北朝鮮の崩壊とともに、(すでに38度線付近に駐留している)在韓米軍が朝鮮半島を北上してきたら、どうなるかという不安もある」。一方イランの核問題については、「中国にとって、イランよりもアメリカのほうがはるかに重要な国であり」、「イランに対する経済制裁には反対しつつもその旗振り役にはロシアになってほしいと北京は考えていると思う」とコメントした。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。

  • なぜ核不拡散問題に取り組むようになったか
  • 中国と北朝鮮
  • 中国とイラン
  • 中国の核不拡散への態度と米中関係

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