グーグルのXマン
―― セバスチャン・スランの思想
2013年11月号
セバスチャン・スランはロボット工学と人工知能に関する世界有数の研究者だ。1967年にドイツのゾーリンゲンで生まれたスランは、ヒルデスハイム大学、ボン大学の大学院で学び、1995年からはカーネギーメロン大学(コンピュータ・サイエンス)で研究生活を送り、2003年にスタンフォード大学へと移った。スラン率いるスタンフォードのチームは、2005年に米国防総省の研究機関・DARPA(国防高等研究計画局)が主催した自動運転技術のコンペで優勝を果たしている。2007年にグーグルにスタッフとして入社した彼は、その後、未来志向の研究所であるグーグルXラボを任される。2012年には、オンライン教育プログラムを手がけるスタートアップ企業ユダシティも共同設立している。聞き手はギデオン・ローズ(フォーリン・アフェアーズ誌編集長)