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ロヒンギャ危機の解決に向けて
―― 国際社会が果たすべき役割

ジョナー・ブランク(ランド研究所 上席政治学者)、 シェリー・カルバートソン(ランド研究所 上席政策リサーチャー)

How the U.S. Can Help Resolve the Rohingya Crisis: A Twofold Approach for Washington and Its Partners

Jonah Blank ランド研究所 上席政治学者 ;Shelly Culbertson ランド研究所 上席政策リサーチャー

2018年2月号掲載論文

ミャンマー政府はバングラデシュに逃れたロヒンギャ難民の帰還を認めると発表しているとはいえ、大規模な難民を発生させた集団暴行にミャンマーの治安部隊や政治家たちが果たした役割を考えると、政府のコミットメントを額面通りに受け取るわけにはいかない。基本的な市民権のはく奪、そしてロヒンギャが国を後にせざるを得なくなった暴力という問題に対処しなければ、帰還を認めるとしたミャンマー政府の約束も永続的な解決策にはならない。国際社会はミャンマー政府に対してロヒンギャを再び国に受け入れるだけでなく、他の全ての少数民族が享受している安全と市民権を与えるように求めるべきだし、大規模な難民流入に直面するバングラデシュを支える必要がある。これらが実現しない限り、100万を超える人々が安心して暮らせる国をもたずにさまよい続けることになる。

  • 危機を解決できるか
  • 何をどうミャンマーに求めるか
  • 三つのアプローチ

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