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漂流するアメリカ外交
―― ソフトパワーの崩壊とリスクヘッジ策
The State of the World: Honoring the James H. Binger Chair in Global Governance
2017年4月号掲載論文
「トランプ政権がかくもこれまでとは逆方向の路線をとり、大統領がアメリカのパワーの目的について何も議論しないことに、私は驚き、衝撃を受けている。人権、民主化の促進などについて彼は何も語っていない。控えめな表現しかしないというのではなく、全くこれらに言及しないのは、この国の政治的文脈に照らしても驚くべきことだ」(S・パトリック)
「これまでワシントンは、外での出来事がやがて国内に余波をもたらすと先読みして、『チャリティやフィランソロピー』としてではなく、リアリズムの視点から問題を内面化してとらえ(世界に関与し)てきた。アメリカの行動は現実にはリアリズムに基づくものだったことがうまく理解されていない」(R・ハース)
- 内向きになることの弊害
- リスクヘッジ策
- ドナルド・トランプの真意は
- 製造業空洞化の理由
- アメリカの例外主義
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