Frederic Legrand - COMEO / Shutterstock.com

マリーヌ・ルペンとの対話
―― フランスの文化、独立と自由を取り戻す

マリーヌ・ルペン フランス国民戦線党首

France’s Next Revolution

Marine Le Pen フランスの右派政党を立ち上げたジャン=マリー・ルペンの末娘であるマリーヌ・ルペンは、13歳で父親の選挙キャンペーンを手伝って以降、まさに政治のなかで育ってきた。弁護士として活動した後、2011年には国民戦線の党首に選ばれた。その後、父親の極端な右派路線から距離をとるようになり、父親を党から除名している。ヨーロッパが難民危機に直面し、パリとニースでテロ事件が起き、イギリスがEU離脱を決めるなか、彼女のナショナリスト路線、EU懐疑主義、反移民路線は広く支持を集め、次期フランス大統領の有力候補の一人とみなされている。

2016年11月号掲載論文

「フランスは、欧州連合(EU)の一部であるときより、独立した国家だったときの方がパワフルだったと私は考えている。そのパワーを再発見することを望んでいる。EUは段階的に欧州ソビエト連邦のような枠組みへと姿を変えつつある。EUがすべてを決め、見解を押しつけ、民主的プロセスを閉ざしている。・・・メルケルは次第に自分がEUの指導者だという感覚をもつようになり、その見方をわれわれに押しつけるようになった。・・・私は反メルケルの立場をとっている。テロについては、移民の流れを食い止める必要があるし、特に国籍取得の出生地主義を止める必要がある。出生地主義以外に何の基準もないために、この国で生まれた者には無条件で国籍を与えている。われわれはテロ組織と関係している二重国籍の人物から国籍を取り上げるべきだろう。・・・・」 (聞き手 スチュアート・レイド Deputy Managing Editor)

  • フランスとアメリカの政治
  • 仏経済とフレグジット
  • EUから国家主権を取り戻す
  • 私が大統領になれば・・・
  • フランスとイスラム教徒
  • フランス流社会同化

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