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CFRインタビュー
メドベージェフで今後の
ロシアの権力構造はどう変化するか

スティーブン・セスタノビッチ 米外交問題評議会 ロシア・ユーラシア担当シニア・フェロー

Who is Medvedev and What Will be a Role for Putin

Stephen Sestanovich オルブライト国務長官の特別顧問、旧ソビエト担当大使、国家安全保障会議(NSC)を経て、米外交問題評議会(CFR)のシニア・フェロー。専門はロシアと旧ソビエト諸国、中央アジア、コーカサス地方。

2007年12月号掲載論文

2007年12月17日、プーチン政権の与党「統一ロシア」は、2008年3月に実施される大統領選挙に向けてプーチン大統領から後継指名を受けていたドミトリー・メドベージェフ副首相を大統領候補として正式に擁立した。かたや、プーチンもメドベージェフによる首相就任要請を受け入れる考えをすでに明らかにしている。プーチンが何をするつもりなのか、今後のロシアの権力構造、対外路線がどうなるのか予見できない状況にある。「多くの人は、プーチンは今後も権力を維持していくつもりだと考えており、おそらく、この見方は正しいと思う。だが、いかなる枠組み、いかなるタイトルのもとでプーチンが権力を維持していくつもりなのかは、依然としてはっきりしない」とみるロシア問題の専門家、スティーブン・セスタノビッチは、メドベージェフがどのような政府を組織するかで概要はいずれわかってくると言う。「プーチン政権のもとで権力を手にしていた各派閥の指導者がどのように処遇されるのか。これらで、どの程度メドベージェフが自由裁定権を持っているのか、誰を主要な顧問とみているか、プーチンだけでなく、ロシアの政治をこれまで牛耳ってきた派閥にどの程度手足を縛られているかがわかる」と。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.org のコンサルティング・エディター)。

  • 「プーチン首相」は実現するか
  • メドベージェフとは何者か

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