CFRインタビュー
米軍増派とスンニ派との協調でイラクは安定化へと向かいだした
With Iraqis' Help, Security is Improving
2007年9月号掲載論文
スンニ派の部族が米軍との協調を求めてきたのは、アルカイダのイデオロギーがシャリア(イスラム法)を基盤とする過度に厳格なものであることにスンニ派も気づきだし、最終的にタリバーン流のイデオロギーを拒絶したからだ。地方における治安の安定化をもたらしている米軍とスンニ派の協調がなぜ実現したかについて、ウエスト・ポイント(米陸軍士官学校)の政治学教授で、イラク駐留米軍のペトレイアス司令官の顧問を務めるマイケル・ミース大佐は、こう指摘する。「イラク・アルカイダ機構は、組織に忠誠を尽くす人物の結婚相手に部族長の娘を差し出すように強要し、気に入らぬ者の首をはねることも気にかけなかった」。スンニ派が嫌がることをアルカイダが無理強いし、大量虐殺を行うなか、スンニ派部族も「もうたくさんだ」と考えるようになった、と。邦訳文は英文からの抜粋・要約。ミースの意見は彼個人のもので、ペンタゴンの公的立場とは関係ない。聞き手はグレッグ・ブルーノ(www.cfr.orgのスタッフ・ライター)。
- 安定したイラクか、破綻国家の誕生か
- スンニ派との協力とボトムアップ・アプローチ
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