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CFRインタビュー
イラクからの撤退か、増派策の遂行か

スティーブン・ビドル 米外交問題評議会シニア・フェロー

Stick With 'Surge' or Pull Out of Iraq Now

Stephen Biddle 国防政策担当の米外交問題評議会(CFR)シニア・フェロー。“Military Power: Explaining Victory and Defeat in Modern Battle”の著者。

2007年9月号掲載論文

多くの議会指導者は、大統領が想定する増派路線よりも少ない戦力で活動し、完全な撤退はしないという中道路線を重視している。……その理由は、彼らが、大統領の増派路線が不評であること、そして一方で、犠牲を引き受けるのをやめて撤退するのも政治的に敗北を認めることにつながることを理解しているからだ。だが、この程度の戦力では、任務上の有意義な成果を上げることは期待できない。数万人の兵士を残留させても、米軍がテロ集団のターゲットにされるだけの話だ。つまり、何か有意義なことをするにも、犠牲者を少なくするにも規模が小さすぎる。論争されている路線の両極端に位置する二つの選択肢、つまり増派か完全撤退策のほうが、その間に位置する路線よりも合理性がある。(スティーブン・ビドル)

  • 撤退と増派の間
  • 増派か撤退か、リスクを引き受けるかどうか
  • 停戦合意を引き出すための新戦略とは
  • イラクの戦後モデル
  • 韓国モデルとは何か
  • レバノン・モデル
  • ベトナム・モデル
  • ボスニア・モデル
  • 北アイルランド・モデル

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