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CFRインタビュー
サルコジはフランスをどう変化させるのか

セルジュ・シュメマン インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙 論説ページエディター

French Voters Have Given Sarkozy 'Mandate for Change'

Serge Schmemann AP通信記者、ニューヨーク・タイムズ紙のモスクワ支局長を経て、現在はインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の論説ページエディター。1991年にはドイツ統一に関する取材が評価され、ピュリツァー賞を受賞した。

2007年5月号掲載論文

「今回のフランスでの大統領選挙の投票率が、85%という西洋民主国家では異例の高さとなり、候補者の論戦に有権者が熱くなったこと自体、フランスが大きな岐路にさしかかっていると有権者が強く感じていたことを意味する」。サルコジがうまく政治を運営し、移民問題や労働組合との対立に足を取られなければ、大きな変化をもたらせるとみるシュメマンは、サルコジは、「より積極的に働くことにフランス人がもっと価値を見いだせるようにしたい」と考えていると指摘する。一方対米関係については、「サルコジが親米派であり、アメリカを尊重し、アメリカ流のやり方を好んでいるのは事実としても」、これまでのフランスの外交路線を踏み外すようなことはないと同氏はみる。「外交のスタイルやトーンは変化してくるとしても、フランスの対外政策路線の変化につながるとは思わない。ただし、これまでのようなアメリカとの大きな摩擦は起きなくなるかもしれない」と語った。聞き手は、バーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。

  • サルコジ大統領は対米外交路線を見直すか
  • フランスに必要な変化とは
  • フランス社会党の衰退

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