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CFRインタビュー
なぜパキスタンは タリバーン対策に
乗り気ではないか

ダニエル・マーキー 米外交問題評議会シニア・フェロー (インド、パキスタン、南アジア担当)

Complex U.S.-Pakistan Relations

Daniel Markey
プリンストン大学講師、国務省政策企画室のスタッフを経て、現在はインド・パキスタン・南アジア担当の米外交問題評議会(CFR)シニア・フェロー。専門は南アジア、アメリカ外交政策、国際安全保障など。

2007年4月号掲載論文

アフガニスタンとの国境地帯にあるパキスタンの部族地域は、いまやタリバーンやアルカイダの聖域とされている。イスラム過激派は、この部族地域を拠点にアフガニスタンへの攻撃を繰り返しており、アフガニスタンだけでなく、アメリカも部族地域をうまく管理できないパキスタンに対する不満を高めつつある。一度は国軍を部族地域に投入したパキスタンだが、現地での駐留が長引くにつれて、部族地域の住民の反発を買うようになったため、「政府の代理人と部族長の交渉」という従来の路線に戻る一方で、「部族地域の治安部隊を強化して、こうした部隊がテロリストや民兵を取り締まることを期待している」。だが、「地方に配備されているパキスタンの治安部隊は装備も貧弱で、自動小銃で武装したアルカイダがジープで走り去るのを、50年前の銃を抱えて見逃すしかない状況だ」。聞き手は、バーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。

  • イスラマバードの部族地域対策
  • パキスタンの立場

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