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情報と戦争の歴史
――カルタゴの戦いから対テロ戦争まで
2006年11月号掲載論文
19世紀に陸軍参謀部が情報収集を制度化し、第一次世界大戦期に無線傍受が重視されるようになり、第二次世界大戦と冷戦期には、情報担当官は、戦場の司令官同様に大きな役割を果たすようになった。だが、情報があっても、戦力がなければそれを生かせない。情報によって作戦の焦点を絞り、効率化を図り、戦場での優位を手にできるが、敵に勝利するには戦力が必要だ。非国家アクターに対する水面下での戦いをめぐって情報がかつてなく重視されている現在の対テロ戦争にしても、同じことが言える。
- 情報と戦力
- 情報の必要性と参謀部の誕生
- 第二次世界大戦と暗号解読
- 情報だけでは勝利は手にできない
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