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CFRインタビュー
米副大統領前顧問が語る北朝鮮問題の本質
――アメを与えるだけでは問題は解決しない

アーロン・L・フリードバーグ 前国家安全保障問題担当米副大統領副補佐官

The Case for carrot and stick against North Korea

Aaron L. Friedberg
プリンストン大学教授を経て、米議会調査局の初代ヘンリー・キッシンジャー・スカラーに。東アジア、とくに中国を専門とし、2003~05年までチェイニー副大統領の国家安全保障問題担当副補佐官を務めた。

2006年2月号掲載論文

「北朝鮮にアメを与えれば、彼らも未来に期待をもつようになり、援助や安全の保証と引き替えにこれまで試みてきた核開発計画を放棄すると考えるのは非現実的だ」。金正日の目的は自らの生存を確保することにあり、自分の権力基盤を揺るがす開放路線・経済改革路線などまじめに検討してはいない、とみるアーロン・フリードバーグは「北朝鮮との交渉を続けるとともに、彼らを締めあげる必要がある」と述べる。チェイニー米副大統領の国家安全保障問題担当副補佐官を務めた同氏は、「紙幣・貨幣偽造や資金洗浄などの北朝鮮の問題を公表し、偽造たばこ、麻薬取引など、北朝鮮が関与していると思われる不法行為を暴き、資金源を断つ必要がある」と強調した。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。邦訳文は英文からの抜粋・要約。

  • 6者協議は時間の無駄か
  • アメとムチを組み合わせた交渉を
  • 北朝鮮危機をめぐる韓国と中国の思惑
  • 金正日はなぜ核を欲しがるのか

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