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マドラサは本当に脅威なのか
 ――イスラム過激主義とマドラサ

イギリス外務連邦省 アレキサンダー・エバンス

Understanding Madrasahs

Alexander Evans ケンブリッジ大学キングスカレッジ国防研究センターを経て、現在はイギリス外務連邦省に勤務。ここで示された見解はイギリス政府の立場を代弁するものではない。

2006年2月号掲載論文

専門家たちは、パキスタンのマドラサが黒幕であるとみられる比較的少数の紛争やテロの事例を基に、すべてのマドラサが狂信主義を子供たちに植え付けていると判断してしまっている。だが実際のマドラサはわれわれがイメージするようなものではない。南アジアの村の子供たちの多くにとって、マドラサは読み書きを習える唯一の場所だし、マドラサは親を失った子供たちや貧困家庭の子供たちの多くに社会サービスを提供している。マドラサに対して上から何かを強制し、締め付けるのではなく、マドラサ内部での改革を促す必要がある。

  • マドラサは諸悪の根源か
  • マドラサの実像
  • 社会性を高めるマドラサ
  • マドラサの変化を強要するか、育むか
  • インドの路線に学べ
  • 変革は内なる競争に委ねよ

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