Focal Points

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2024.7.13 Sat

トランプにどう向き合うか
―― 同盟国指導者が果たすべき役割

取引に持ち込むには、まずいじめに立ち向かわなければならない。世界の指導者たちは、トランプにどう取り入れば怒りを避けられるか、再び頭を悩ませて始めている。だが、アメリカの友好国や同盟国の指導者たちは、トランプに真実を語りかけることのできる数少ない立場にあることを忘れてはいけない。(ターンブル)

なぜドナルド・トランプ米大統領は好き勝手に振る舞えるのか。実際には、これは、トランプ個人に留まる問題ではなく、アメリカ政治を支えてきた抑制と均衡のシステムが形骸化していることで引き起こされている。米議会の外交専門家が少なくなり、国務省は虐げられ、国家安全保障会議が肥大化している。(ゴールドガイアー、サンダース)

トランプのアメリカがファシズムに陥っていくと考えるのは行き過ぎだが、彼が大統領になったことで、この国が「競争的権威主義」、つまり、有意義な民主的制度は存在するが、政府が反対派の不利になるように国家権力を乱用する政治システムへ変化していく恐れがある。(ミッキー、レヴィツキー、ウェイ)

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