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2024.5.25 Sat

イギリスと世界
―― 労働党の世界へのアプローチ

明確な計画もないままに、欧州連合(EU)を強引に離脱し、北アイルランドに平和をもたらした「グッドフライデー合意」を危険にさらし、欧州人権条約からの離脱をほのめかした。だが、次の選挙で、われわれ労働党が政権を手に入れれば、国家再生の時代を「進歩主義的リアリズム」という原則で状況を切り開いていく。(ラミー)

パワーバランスが変化し続け、破壊的な行動が日常化しつつある。このような世界で、イギリスが貢献できることは数多くある。しかしそのためには、独立国家としての限界を受け入れ、ユニークかつ例外的な役割探しを断念する必要がある。(フリードマン)

重層的な課題が表面化するなか、イギリスは国際秩序における位置づけだけでなく、今後も一体性をもつ国とみなされ続けるかどうかもはっきりしなくなっている。かつて世界を形作った国家は、もはや自国の形態さえ保つことができないのかもしれない。(オトゥール)

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