saeediex / Shutterstock.com
2024.4.15 Mon
戦争で溢れる世界
―― 抵抗の枢軸という新脅威
イラン革命防衛隊のカセム・ソレイマニが設計し、シリア紛争で具体的なつながりをもち、ガザ戦争で一気に連帯を深めた「抵抗の枢軸」とは、いかなる軍事ネットワークなのか。欧米は、イランが(ハマス、ヒズボラ、フーシ派などを含む)「抵抗の枢軸」の黒幕だとみているが、実際には、それぞれが自立した、より緩やかなネットワークだ。(バジョグリ、ナスル)
中東やその他の地域で起きている出来事は、紛争を管理できる期間が限られていることをわれわれに教えている。世界で戦闘が激化し、紛争の根本的な原因が解決されないままであるため、従来の平和構築や開発のツールはますます効果がなくなってきている。(ビールズ、ソールズベリー)
テヘランは、イスラエルとハマスの戦争を、レバノンやシリアでの代理(傀儡)勢力の攻撃によってイスラエルの能力を低下させるチャンス、あるいはイラクやシリアの米軍に対する武装勢力による攻撃の再開を促すチャンスとみなすかもしれない。(ケイ)
-
抵抗の枢軸という新脅威
―― ミサイルとSNSで戦う敵の目的は2024年3月号 ナルゲス・バジョグリ ジョンズ・ホプキンス大学 高等国際問題研究大学院 アシスタント・プロフェサー(中東研究) バリ・ナスル ジョンズ・ホプキンス大学 高等国際問題研究大学院 教授(中東研究)
-
戦争で溢れる世界
―― なぜ紛争が多発しているのか2023年12月号 エマ・ビールズ 欧州平和研究所 上級顧問 ピーター・ソールズベリー コロンビア大学 国際公共政策大学院 非常勤教授
-
イスラエル・イラン戦争のリスク
―― ガザ紛争が長期化すれば(10/19)2023年12月号 ダリア・ダッサ・ケイ カリフォルニア大学ロサンジェルス校 バークル・センター シニアフェロー