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2024.3.14 Thu
戦争とソーシャルメディア
―― ミサイルとSNSで戦う敵の目的は
ハマスはイスラエルの破壊とユダヤ人の根絶を求めているが、「西洋はイスラムを憎んでいる」というアルカイダが持ち出したストーリー(物語)が、ハマスの世界観を可能にするエコシステムの基盤に存在する。しかも、普通の人々がソーシャルメディアのコンテンツを制作し、感情を煽り、ストーリーを強化している。(パンディス)
メンバーたちは、イスラエル、そして間接的にはアメリカに対する同じ戦争を戦っていると信じている。それだけに、抵抗の枢軸を簡単に解体することも、それを生み出した思想を粉砕することもできない。(バジョグリ、ナスル)
ロシア軍のウクライナ侵攻も、米軍のビンラディン急襲作戦も、第一報はソーシャルメディアによってもたらされた。いまやアメリカ戦略軍の地下核司令センターのスクリーンには秘密情報とともにツイッターが表示されている。(ゼガート、モレル)
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戦争とソーシャルメディア
―― もう一つの戦争(10/27)2023年12月号 ファラ・パンディス 米外交問題評議会 非常勤シニアフェロー(対テロ、イスラム研究)
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抵抗の枢軸という新脅威
―― ミサイルとSNSで戦う敵の目的は2024年3月号 ナルゲス・バジョグリ ジョンズ・ホプキンス大学 高等国際問題研究大学院 アシスタント・プロフェサー(中東研究) バリ・ナスル ジョンズ・ホプキンス大学 高等国際問題研究大学院 教授(中東研究)
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スパイと嘘とアルゴリズム
―― 情報活動とソーシャルメディア2019年8月号 エイミー・ゼガート フーヴァー研究所シニアフェロー マイケル・モレル 元米中央情報局副長官・長官代理