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2023.2.17 Fri
2023年のトレンドを考える
―― ウクライナ、中ロ、インフレ
2023年、国際政治はどのような展開をみせるのか。米外交問題評議会のジェームズ・リンゼーは、その手がかりとしてウクライナ戦争、反欧米枢軸の連帯、台湾問題、イランの不安定化、アメリカの経済単独行動主義を挙げる。(リンゼー)
グローバルな食糧不安、今後の地政学的変数の一つであるインドとロシアの関係はどう推移するのか。中国の軍事的脅威にアジアの地域諸国は適切に対処しているか、アフリカの経済成長を妨げている頭脳流出の原因は何か。そしてアメリカにおける政治的分裂状況は、今後さらに激化していくのか。地域、イッシューの専門家が分析する2023年のトレンズ。(ミラー他)
脱グローバル化、(貿易や経済への)政治圧力の高まり、(重要鉱物を必要とする)グリーンエネルギーへの移行などが引き起こす供給ショックを含む、数多くの要因によって、世界は、2桁代ではなくても、(かつての目標値である)2%を大きく超えてインフレが持続する時代に突入する危険がきわめて高い。(ロゴフ)
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注目すべき5つの外交アジェンダ
―― ウクライナ戦争、台湾、イラン2023年2月号 ジェームズ・リンゼー 米外交問題評議会 上席副会長(研究担当)
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2023年のトレンドを考える
2023年2月号 マンジャリ・C・ミラー CFRシニアフェロー(インド、パキスタン、南アジア担当)、J・アンドレス・ギャノン CFRシャントン核安全保障フェロー、イヌ・マナク CFRフェロー(貿易政策担当)、エベニーザー・オバダレ CFRシニアフェロー(アフリカ研究)、クリストファー・M・タトル CFRシニアフェロー、ディレクター(リニューイング・アメリカ・イニシアティブ)
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インフレの時代へ
―― 金融緩和策と供給ショック2023年1月号 ケネス・S・ロゴフ ハーバード大学教授(経済学)