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2023.2.13 Mon
<2月号から>
クリミアを取り戻すべき理由、次のアウトブレイク、他
これまでの軍事的成功をみれば、ウクライナにクリミアを解放する力があるのは明らかだろう。クリミアにはロシアの一部にとどまることを希望する人もいるが、それ以上に、モスクワの支配から逃れたいと考える人が多い。欧米の一部の専門家が言うように、和平と引き換えにクリミアを差し出してはならない。そんなことをすれば、プーチンの侵略行為に報い、さらなる侵略のインセンティブを与えるだけだ。(ザゴロドニュク)
動物と人間の人口がともに増える一方で、都市化、近代化が進んだことで、動物の病気が人間にも広がり、蔓延する危険が大きくなっている。ヒトと動物の間でウイルスの交換がますます増えて、いくつかの変異が起きれば、人類は、H1N1のように感染力が高く、MERSのように致死性の高い、新たなコロナウイルスかインフルエンザウイルスの襲撃を受けるかもしれない。このようなパンデミックは、種としての私たちの存続を脅かすことなるだろう。(ブリリアント他)
グローバルな食糧不安、今後の地政学的変数の一つであるインドとロシアの関係はどう推移するのか。中国の軍事的脅威にアジアの地域諸国は適切に対処しているか、アフリカの経済成長を妨げている頭脳流出の原因は何か。そしてアメリカにおける政治的分裂状況は、今後さらに激化していくのか。地域、イッシューの専門家が分析する2023年のトレンズ。(ミラー他)
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クリミアを取り戻すべき理由
―― ウクライナの立場2023年2月号 アンドリー・ザゴロドニュク 元ウクライナ国防相
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次のアウトブレイク
―― パンデミック化を阻止するには2023年2月号 ラリー・ブリリアント パンディフェンス・アドバイザリー社CEO、マーク・スモリンスキー 非営利団体エンディング・パンデミクス理事長、リサ・ダンツィグ パンディフェンス・アドバイザリー社顧問、W・イアン・リプキン コロンビア大学公衆衛生大学院 感染免疫センター所長
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2023年のトレンドを考える
2023年2月号 マンジャリ・C・ミラー CFRシニアフェロー(インド、パキスタン、南アジア担当)、J・アンドレス・ギャノン CFRシャントン核安全保障フェロー、イヌ・マナク CFRフェロー(貿易政策担当)、エベニーザー・オバダレ CFRシニアフェロー(アフリカ研究)、クリストファー・M・タトル CFRシニアフェロー、ディレクター(リニューイング・アメリカ・イニシアティブ)