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2020.1.9 Thu
<1月号プレビュー>
温暖化への適応か国の消滅か
―― 気候変動が引き起こす大災害の衝撃に備えよ
アメリカの場合、社会・経済インフラは歴史的水準の異常気象に耐えられるように設計されているが、いかに手を尽くしても、今後の気候変動と災害の衝撃が過去のそれを上回るようになるのは避けられない。災害後の復興策もこれまでのやり方では財政がもたない。生き残るには、これまでのインフラ、データシステム、そして災害予算政策を抜本的に刷新する必要がある。災害に対するレジリエンス強化に向けた投資が必要だし、気候変動リスクをわれわれはもっと正面から捉えなければならない。(ヒル、ディアス)
気候変動が引き起こす環境面での広範な悪影響については長く議論されてきた。しかし、温暖化の人体への悪影響が予想以上に深刻で、すでに問題として具体化していることをもっと強く認識すべきだ。気候変動は慢性疾患や感染症を悪化させるだけでなく、食料と飲料水資源の不足をさらに深刻にし、パンデミックのリスクも高めてしまう。(アドノム)
異常気象は1度きりの出来事ではなく、いまや慢性化しており、これを管理していくには、現在の政策決定者の気候変動に対する捉え方とはまったく異なるアプローチが必要になる。すでに気候変動のインパクトを前に、企業は工場を移動させ、ビジネスモデルを見直し、国防総省は、海面水位の上昇が慢性化していることのリスクを認め、今後10年間で海軍基地に対するリスク管理と適応のための計画をまとめている。(ゴードン、フリードマン )
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温暖化への適応か国の消滅か
―― 気候変動が引き起こす大災害の衝撃に備えよ2020年1月号 アリス・ヒル 米外交問題評議会 シニアフェロー(気候変動政策担当) レオナルド・マルティネス=ディアス 世界資源研究所持続可能な金融センターの グローバルディレクター
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温暖化が人体を脅かす
―― 高温多湿化した地球と感染症の脅威2019年11月号 テドロス・アドノム 世界保健機関事務局長
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気候変動で慢性化した異常気象
―― そのダメージとコストに対処するには2018年11月号 ケイト・ゴードン リッジ・レーン パートナー ジュリオ・フリードマン コロンビア大学グローバルエネルギー政策センター シニアリサーチフェロー