Focal Points

2019.6.28 Fri

<2019年7月号プレビュー>
人口動態と未来の地政学、失われた覇権、ほか

(少子高齢化で)日欧は、今後数十年で自国の防衛コストを負担する意思も能力も失っていくだろう。一方、米の同盟国になるポテンシャルをもつインドネシア、フィリピン、そしてインドが台頭しつつある。国際秩序の未来が、成長する途上世界に左右されることを認識し、ワシントンはグローバル戦略を見直す必要がある。(エバースタット)

90年代には、世界のあらゆる国がアメリカンウェイに歩み寄っていた。だが、こうした前向きな展開の一方で、アメリカは外の世界への関心を失っていった。・・・覇権をうまく管理できず、パワーを乱用し、同盟国を失い、敵を大胆にして、かつてない立場から自国を転落させたのはワシントンに他ならない。(ザカリア)

問題は、北京を含めて、一帯一路(BRI)が何であるかを分かっているものが誰もいないことだ。中国政府が構想の定義を示したことは一度もなく、認可されたBRIの参加国リストを発表したこともない。このために民間の企業や投資家がこの曖昧な状況につけ込み、自らのプロジェクトを促進するためにBRIを自称し、これによって混乱が作り出され、反中感情が高まっている部分がある。(アン)

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