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2019.5.14 Tue
イラン制裁が同盟関係を揺るがす
―― 米単独行動主義で揺らぐ同盟関係
イランに対するトランプの強硬なアプローチは、経済制裁を求めるアメリカの圧力から自国の企業をどのようにして守るかについて、世界での長期的議論を喚起することになるかもしれない。最大のイラン石油の輸入国である中国はこの問題をより広範な米中貿易関係の緊張の高まりという枠組みに位置づけている。(ハレル)
トランプ政権の対イラン制裁は、同盟関係を揺るがしている。仏独英などの同盟諸国は、イラン政府と直接接触して、アメリカの制裁を回避し、ドル基盤の金融システムを迂回させる方法を試みている。他の諸国が米の制裁を拒絶すれば、米はすべての国に制裁を課すか、制裁を断念するかしかなくなる。・・・(ルー、ネフュー)
トランプ大統領が引き継いだのは、第一次世界大戦や第二次世界大戦前夜に匹敵する危険な世界だ。現実的な圧力行使策が、アウトロー国家を変化させつつあることを認めるべきだ。・・・われわれは、(イランとの)戦争は望んでない。しかし事態をエスカレートさせれば、イランの敗北に終わることを明白にしておく必要がある。(ポンペオ)