2019.5.10 Fri
<2019年5月号プレビュー>
新「ドイツ問題」とヨーロッパの分裂、今回ばかりは違う、ほか
ヨーロッパ全域でナショナリズムが台頭し、民主主義は逆風にさらされている。自由貿易体制もトランプ政権に攻撃され、ヨーロッパへの安全保障コミットメントもいまや疑問視されている。現在のコースを歩み続ければ、穏やかな時代があとどれくらい持ち堪えられるのかについて、考えざるを得なくなるはずだ。(ケーガン)
グローバル市民というメタファーを理解するには、「見知らぬ人への懸念と好奇心」をともにもつことが重要だ。それは何かを共有することだ。与えるものを何ももっていなければ、何かを他者と共有することもできない。(アッピア)
温暖化レベルを左右する大気中の二酸化炭素濃度は、過去300万年で最悪のレベルにあり、二酸化炭素排出量の削減だけでは十分ではない。すでに大気中にある二酸化炭素を除去しなければならない。幸い、昔ながらの森林再生から、大気中の二酸化炭素を吸収して地中に貯留するハイテク装置までの幅広い方法がある。・・・(クルップ、プーリー)