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2019.3.7. Thu

第4の産業革命時代にどう備えるか
―― デジタル企業の市場独占から消費者の利益を守るには

本当の課題は、今後のグローバル経済で重視される競争上の優位が、イノベーション、ロボット化、デジタル化の能力に左右されることだ。そして、今後のグローバルな統合は国家間のデジタル及び仮想システムの接続、これに関連するアイデアとサービスの流れに依存するようになる。しかし一方で、デジタル化は問題も伴っている。いまや人間ではなくアルゴリズムが、われわれが(ネットで)見るものと読むものを決めている。(シュワブ)

グローバル化は反グローバル化に道を譲ったのではなく、新しい段階に入ったにすぎない。デジタルグローバル化は、イノベーションと生産性を高め、世界中の消費者とサプライヤーを直接結びつけることができる。だが、これも破壊的プロセスを伴う。特定の経済部門や雇用が消滅する一方で、新たな勝者が生まれるだろう。企業と政府は、新しいグローバル化に派生する迫り来る破壊に備える必要がある。(ルンド、タイソン)

グーグル、フェイスブック、アマゾンなどの「デジタルスーパースター企業」は、企業であるとともに、膨大な顧客データを占有する市場でもある。消費者の好みや取引について、運営会社がすべての情報を管理し、独自の意思決定アシスタントに機械学習をさせている。買い手は「おすすめ」と選択肢の示され方に大きな影響を受ける。こうした市場は、レジリエントで分散化された伝統的市場よりも、計画経済に近い。(ションバーガー、ランゲ)

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