2018.12.20 Thu
<2019年1月号プレビュー>
幻想に覆われたイギリス政治、対北朝鮮外交の破綻に備えよ、ほか
頑迷な離脱派は、テリーザ・メイがまとめた離脱合意を非難し、まるでもっと良い選択肢があるかのように批判している。一方、左派の労働党は、ブレグジットは受け入れるとしつつも、それはEUメンバーだったときの好条件が引き出せた場合だけだとしている。・・・主要な政治プレイヤーの台本と現実の関連がほとんどないだけに、どのような結末になるかはまったくわからない。(ホール)
現状での平壌の外交が、経済制裁を緩和させ、自国の核の兵器庫を受け入れさせるための、いつも通りの策略に過ぎないのなら、経済制裁履行のスローダウンは金の思惑通りということになる。軍事攻撃の危険があった時代へ回帰していくのを懸念するのなら、適切なタイミングで、より大きな国際的圧力をかける路線へ移行していくことを今から考えておく必要がある。(ブルーアー)
経済的機会を求めて、犯罪組織の社会的暴力から逃れるために北を目指す中米の人々の流れは続いている。最近ではアメリカへの入国を求める家族と子供が増えているのが特徴的だ。ワシントンは、国境地帯の警備を強化し、近隣諸国に移民抑止に向けて協力を依頼し、現地経済支援のための援助を提供することで、その対応策としてきた。しかし、これらは結果を出せていない。・・・(リュータート)