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2018.12.10 Mon

次なるサイバー超大国 中国
―― 主導権はアメリカから中国へ

いずれインターネットの大部分は、中国製ハードウエアを利用して中国製アプリで動くようになるかもしれない。途上国では、中国の「サイバー主権」統治モデルが大きな支持を集めている。もはや米がいかに手を尽くそうと、今後、サイバースペースの主導権がアメリカから中国へシフトしていくのは避けられない。(シーガル)

現在の地政学構造は、1970年代や1920代とそれほど変わらない。それは、アジアのキープレイヤーとして、中国が日本に取って代わったことだ。中国が力をつけているのに対して、先進民主国家は政治が機能不全に陥り、パワーを維持できるかどうか、はっきりしなくなっている。(コトキン)

人工知能を利用すれば、権威主義国家は市民を豊かにする一方で、さらに厳格に市民を統制できるようになる。・・・中国は、サーベイランスと機械学習ツールを利用した「社会信用システム」を導入して「デジタル権威主義国家」を構築し始めている。21世紀はリベラルな民主主義とデジタル権威主義間の抗争によってまさに規定されようとしている。(ライト)

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