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2018.11.16 Fri

米中衝突は不可避か
―― 台湾・貿易戦争・地政学対立

経済状況の悪化などから、中国の中間層は政府批判を強めている。しかし、米の対中強硬策がこの流れを変えるかもしれない。中国メディアは、貿易摩擦の責任の大部分を米大統領のせいだと批判し、アメリカを「丘の上の輝ける町」として捉える中国人は少なくなっている。(リー)

トランプ政権が、中国との軍事衝突を引き起こしかねないやり方で台湾カードを切る可能性は現に存在する。トランプが米台関係を大幅に格上げすれば、この動きは台湾では大いに歓迎されるだろう。しかし、蔡英文がそのような変化を受け入れる誘惑に耐えた方がよい。(リンチ)

現在の地政学構造は、1970年代や1920代とそれほど変わらない。それは、アジアのキープレイヤーとして、中国が日本に取って代わったことだ。中国が力をつけているのに対して、先進民主国家は政治が機能不全に陥り、パワーを維持できるかどうか、はっきりしなくなっている。(コトキン)

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