世界経済アップデート
―― 米経済の回復、アベノミクス、中国経済
2013年8月号

(財政削減のための消極財政による悪影響としての)フィスカル・ドラッグの余波を克服できれば、アメリカ経済は成長軌道に乗り、2014年には3%の成長を期待できると私はみている。・・・現在の日銀と日本政府は、正しい方向に向かっているとみなせるが、日本の場合、(時期尚早に)逆コースをとることも多い。(V・ラインハルト)
私は、今回の新興国経済の変調はターニングポイント的な部分があるとみている。長く続いた新興市場経済にとって非常にポジティブな局面は終わろうとしている。・・・中国経済の成長率が低下していくのは避けられず、投資主導型の成長路線からは離れていかざるを得ないとみている。(L・アレキサンダー)