Interview
グローバルヘルスの課題
―― アダノム新事務局長との対話
2017年10月号
![](https://www.foreignaffairsj.co.jp/cms/wp-content/uploads/2017/09/1200px-Dr._Tedros_Adhanom_Ghebreyesus_Minister_of_Health_Ethiopia_speaking_at_the_London_Summit_on_Family_Planning_7556214304_cropped-244x260.jpg)
世界保健機関(WHO)は、1948年に世界の公衆衛生(グローバルヘルス)の改善を担当する国連専門機関として設立され、感染症対策などの国際的対応の調整にあたってきた。設立以降、WHOは、天然痘の根絶、AIDSとの闘い、そして非感染性(慢性)疾患にいたるまで、公衆衛生の最前線で活動してきた。5月に、WHOメンバー国は、テドロス・アダノムを新しい事務局長に選んだ。マラリアの研究者であるアダノムは、2005―12年にエチオピアの保健相、2012―16年には外相を務めている。聞き手はスチュアート・レイド(フォーリン・アフェアーズ誌副編集長)