核武装した北朝鮮を現実として受け入れ、核分裂性物質の輸出を阻止するための臨検態勢をとらざるを得なくなったらどうなるだろうか。日本はこうした現実に大きな衝撃を受け、日本人の(軍事や防衛への)認識も大きく変わるかもしれない。(ジェームズ・T・レーニー)
論文は、米外交問題評議会朝鮮半島問題タスクフォースの共同議長(モートン・アブラモウィッツ、ジェームズ・T・レーニー)とディレクター(エリック・ヘジンボサム)の三氏が、二〇〇三年五月下旬に行った朝鮮半島問題リポートに関する記者会見後の質疑応答からの抜粋・要約。記者会見発表の邦訳はwww.foreignaffairsj.co.jpから、全文(英文)はwww.cfr.orgからアクセスできる。順序を入れ替えている部分がある。