米外交問題評議会インタビュー
アラファトとアッバス
2004年12月号
穏健派のマフムード・アッバスがパレスチナの新指導層の中核を担い、これまでアラファトとの交渉を拒絶してきたアメリカとイスラエルが新状況を前に考えを改めれば、中東和平交渉再開への道も開けてくる、とヘンリー・シーグマン(米外交問題評議会シニア・フェロー)は語る。アラファトの妨害だけではなく、イスラエルの非協力的な態度が、かつて自治政府首相としてのアッバスを追い込んだと分析するシーグマンは、今後のアッバスの成功はシャロン・イスラエル首相の態度に左右され、シャロンの路線はアメリカがイスラエルにどう働きかけるかに左右されると分析する。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。邦訳文は英文からの抜粋。全文(英文)はwww.cfr.orgからアクセスできる。
