1994年以降に発表された邦訳論文を検索できます。

論文データベース(最新論文順)

元駐サウジアラビア米大使のリチャード・マーフィーは、イスラエルによる十月五日のシリア空爆は、イスラエルによる一連の攻撃の始まりにすぎないかもしれないと状況を憂慮しつつも、シリア側には、イスラエルと戦争をするつもりはないと分析する。国内テロに悩み、中東で核武装国が出現することを憂慮するイスラエルの今後の行動はどうなるのか。

以下は二〇〇三年十月九日に行われたインタビューの一部。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)

米外交問題評議会インタビュー
アフガニスタンの失われた一年

2003年10月号

ウィンストン・ロード クリントン政権国務次官補

アジア問題の専門家ウィンストン・ロード(クリントン政権国務次官補)は、現在のアフガニスタンは、タリバーンの復活、軍閥の群雄割拠という脅威に直面していると指摘する。同氏は、これまでアメリカと国際社会がアフガニスタンに大きな関心を寄せなかったために生じた「アフガニスタンの失われた一年」という負の遺産を覆そうと、新たな措置が試みられていることを前向きに評価しているが、最終的には、「アフガニスタン人が自らのアイデンティティーを国家に見出すか、それとも、民族に見出すかによって、アフガニスタンが安定するか、カルザイ政権が実権を確立できるかが左右されることになる」と指摘した。ロードは、現在、国際救済委員会(IRC)の共同議長を務めている。
以下は二〇〇三年十月十五日に行われたインタビューの要約。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)

米外交問題評議会ブリーフィング
ジハードの戦士と戦後イラク

2003年10月号

マックス・ブート 米外交問題評議会シニア・フェロー

以下は、米外交問題評議会のマックス・ブート(国家安全保障問題担当シニア・フェロー)が、二〇〇三年九月上旬に米各紙の論説ページエディターを集めて行ったイラク情勢についてのブリーフィングからの抜粋・要約。同氏は八月中旬にイラクを訪問し、現地調査を行っている。

米外交問題評議会インタビュー
親密さを増す米中関係の行方

2003年9月号

エリザベス・エコノミー 米外交問題評議会シニア・フェロー

「米中関係はいまや最善の状態にあり、ブッシュ政権の対中アプローチも劇的に変化している」とエリザベス・エコノミー(米外交問題評議会シニア・フェロー)は指摘する。北朝鮮、対テロ戦争をめぐって、中国がアメリカの立場に配慮してくれたことが両国の関係を大きく前進させ、また、イラク戦争をめぐって中国がロシアやフランスに組みせず、冷静な対応を示したことによって、米中関係は「質的な変化」を遂げた、と。
邦訳文は二〇〇三年九月十二日に行われたインタビューからの抜粋。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)

米外交問題評議会(CFR)は、イラク、北朝鮮、中東問題等を理解するための基礎知識、最新情報をQ&Aスタイルでウェブ(www.cfr.org)上でアップデートしている。Q&Aの一部の邦訳はフォーリン・アフェアーズ、ジャパンウェブサイト(www.foreignaffairsj.co.jp)からアクセスできる。以下は、CFRのウエブ・リソースからの抜粋。

ハーグのミロシェビッチ
――国際的正義の裁きで何が実現できるか

2003年9月号

ゲリー・J・バス プリンストン大学政治学助教授

第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判の成功でさえ、多くの時間を必要とし、その判断が定着するには一世代という時間を要した。恐怖から口を閉ざし、裁判を受け入れずに過去を悔いていない者もいたが、子供たちの世代は、ニュルンベルクを正面から受け止めた。
今日のセルビアでも同様のことが起きるかもしれない。すでにミロシェビッチ後のユーゴには、民族主義的な国家像だけでなく、若者たち、女性を担い手とした競合する未来ビジョンが数多く存在している。

米外交問題評議会ブリーフィング
戦後イラクをめぐる国連とアメリカ

2003年9月号

リー・フェインシュタイン 米外交問題評議会シニア・フェロー

「安保理で新決議が採択されても、各国によるイラクへの部隊派遣や資金提供はそう進展しないだろう」。リー・フェインシュタイン(米外交問題評議会シニア・フェロー)は、「イラクでの任務の国際化をつうじて重荷を削減するために、どの程度の権限を手放すべきかをめぐって、ブッシュ政権内に対立がみられる」ことを指摘し、現時点では「ブッシュ政権がイラクの再建・安定化任務の国際化を本当に望んでいるとは思えない。任務の国際化が進むはずはない」と語った。「国連を戦後イラクに関与させることの利益はリスクを補って余りある」とみる同氏は、最大の問題は、「米欧の連帯なくして、国連がうまく機能することなどあり得ないことを、ブッシュ大統領もシラク大統領も認識していないことにある」とコメントした。
以下は、二〇〇三年九月二十三日に米新聞各社の論説委員を集めて行われたブリーフィングからの抜粋。

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