1994年以降に発表された邦訳論文を検索できます。

論文データベース(最新論文順)

米外交問題評議会ディベート
論争 ブッシュ政権の国家安全保障戦略
――正しい脅威戦略認識と間違った手法

2003年11月号

スピーカー
ジョセフ・S・ナイ ハーバード大学 ケネディ・スクール学院長
ニュート・L・ギングリッジ 元共和党下院議員
司会
ローレンス・コーブ 米外交問題評議会 シニア・フェロー

邦訳文は九月二十五日にワシントンで行われた米外交問題評議会ミーティング・プログラムからの抜粋・要約。全文(英文)はwww.cfr.orgからアクセスできる。

大国中国で進行する静かな外交革命

2003年11月号

エバン・S・メデイロス/ランド研究所アジア担当リサーチスタッフ
M・テイラー・フラベル/ハーバード大学オリン研究所フェロー

中国は国際社会におけるこれまでの対決色を弱め、より洗練され、自信に満ちた態度をとるようになり、国益を促進する手段として国際的制度、ルール、規範で織り上げられた国際社会のシステムを受け入れている。一部では、国際システムを自ら形づくろうとさえしている。  
見事な経済成長から得た自信ゆえに、近代の国際社会のすべてを「150年におよぶ屈辱の歴史」というレンズを通してみることをやめ、「大国としての中国」という認識を基準に外交路線を考えるようになっている。

米外交問題評議会インタビュー
イランはなぜ核査察を受け入れたのか

2003年10月号

カリム・サジャドプアー 国際危機グループイラン問題専門家

イランが国際原子力機関(IAEA)の査察要請を受け入れたのは、「イランにとっての最大の問題は経済であり、国家安全保障問題ではないことを理解しているイラン政権内の現実派が力を増してきていることの反映だろう」。こう状況を分析する国際危機グループ(ICG)のイラン問題の専門家、カリム・サジャドプアーは、だからといって状況を楽観すべきではないと説く。アメリカとイスラエルが圧力をかけ続ければ、「イランの保守派は追いつめられて北朝鮮の指導者のような考えを抱くようになり、何としても核兵器を開発しようとする危険もある」と。サジャドプアーは二〇〇三年夏にイランに滞在して、ICGイランリポートのための調査を行っている。
以下は二〇〇三年十月二十三日に行われたインタビューの一部。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)

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