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ルワンダの目的は何か
―― コンゴ侵略とアフリカ秩序の崩壊

ミケラ・ロング ジャーナリスト、作家

How Far Will Rwanda Go in Congo?: Amid Western Inaction, Kigali Is Carving Up Its Neighbor and Reigniting a Regional War

Michela Wrong イギリスのジャーナリスト、作家。著書にDo Not Disturb: The Story of a Political Murder and an African Regime Gone Badがある。

2025年5月号掲載論文

ルワンダとその支援を受けた反政府勢力M23が、コンゴ民主共和国(DRC)東部を短期間で制圧したことで、東アフリカの地域秩序は根底から揺るがされている。ルワンダ政府は、コンゴ東部はルワンダの「歴史的領土」の一部と公然と主張している。実際、この動きは、ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻に似ている。だが、国際社会の対応は鈍く、国連も欧米諸国も、アフリカの主要な国際機関も有効な対策をとっていない。いまやルワンダは、アフリカ大湖地域の地図をどこまで塗り替えるのかを決めようとしている。コンゴ東部の「バルカン化」、「保護国化」、あるいは、「コンゴの政権転覆」など、さまざまシナリオが取り沙汰されている。

  • 崩壊する原則
  • 変質した侵攻
  • キンシャサへの進軍
  • 煮え切らない欧米
  • 占領か併合か

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