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ウクライナ戦争は続く
―― ロシアに対する恐怖

ナターリヤ・グメニュク ジャーナリスト

Putin’s Ukraine: The End of War and the Price of Russian Occupation

Nataliya Gumenyuk ウクライナ人ジャーナリストで、ウクライナの非政府組織・公益ジャーナリズム研究所(PIJL)の責任者。同研究所のThe Reckoning Projectのリーダーを務める。著書にThe Lost Island: Dispatches From Occupied Crimeaがある。

2025年4月号掲載論文

ロシアによる占領がウクライナ民衆に与えている複雑で強烈な影響を理解する必要がある。実際、ほとんどのウクライナ人は、「ロシアに支配される」という恐怖と比べれば、戦い続ける方がはるかにましだと考えている。さらに、ロシアが武力によって奪った広大な土地を占領・支配し続けるのを許すのは、あらゆる国際規範に反するだけでなく、世界の安定にとっても危険であることを理解すべきだろう。もちろん、NATOやEUへの加盟の道筋、欧米からの兵器と復興資金など、条件さえ整えば、停戦合意を検討できるかもしれない。だが、ロシアの持続的な脅威を封じない停戦が成立しても、恒久的な平和と安定は幻想のままだろう。

  • 戦う方がまし
  • 支配地域での恐怖体験
  • 抑圧とロシア化
  • 破壊とロシア人の入植
  • もう一つの戦争

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