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韓国民主主義の未来
―― 改革に必要とされる市民の政治参加

ジョン・デルーリ ジョン・キャボット大学 政治学部客員教授

Can South Korea’s Democracy Survive?: The Country Needs Bottom-Up Reform, Not Just Crisis Management

John Delury ジョン・キャボット大学政治学部客員教授。ソウルの延世大学教授を経て、現職。

2025年3月号掲載論文

韓国市民は、尹錫悦大統領のクーデター未遂から立ち直ろうとしているが、その道のりは長い。保守政党の「国民の力」はいまもユン大統領を支持し、党内の過激な保守勢力の立場に迎合している。一方、リベラル派の「共に民主党」は、党代表が複数の裁判を抱えるなど、政治的流れをつかめずにいる。結局、韓国を立て直すのは、最終的には政治指導者よりも、むしろ市民の役割になるだろう。そのためにも、韓国は、若者と高齢者、男性と女性間の社会政治的な隔たりを埋めることにもっと力を入れなければならない。そしてこの国の政治を揺るがしている偽情報の洪水を克服する必要がある。

  • 弾劾と内乱罪
  • 船とともに沈む
  • 今後どうなるのか
  • ボトムアップの民主主義を

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