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いかに戦争を終わらせるか
―― ウクライナのNATO加盟を認めよ

マイケル・マクフォール 元駐露アメリカ大使

How Trump Can End the War in Ukraine: Convince Kyiv to Trade Land for NATO Membership

Michael McFaul スタンフォード大学政治学教授、フーバー研究所シニアフェロー、フリーマン・スポグリ国際研究所所長。2012–2014年に駐露アメリカ大使を務めた。著書に『冷たい戦争から熱い平和へ プーチンとオバマ、トランプの米露外交』(邦訳・白水社)がある。

2025年2月号掲載論文

戦争を終わらせるには、ロシアにウクライナの一部領土を与えるのと引き換えに、北大西洋条約機構(NATO)へのウクライナ加盟を実現させる洗練された計画が必要になる。恒久的な平和を生み出すには、このような妥協をするしかない。「勝利しつつある」と考えているプーチンに和平交渉に入るように説得できても、トランプはゼレンスキーも説得しなければならない。これは大きなチャレンジになる。領土奪還を諦めるならば、これらの土地に住む市民も見捨てるのか、それともウクライナ西部への移住を保証するのか、ゼレンスキーは決断しなければならない。そして、トランプ自身、和平交渉を実現するために、ウクライナ支援を維持(さらには拡大)する必要がある。

  • 優れた取引とは
  • ウクライナを説得できるか
  • 加盟の作用
  • トランプの役割

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