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ロシアの軌道に組み込まれるジョージア
―― ハンガリー化するジョージア

クリスチャン・カリル ジャーナリスト

Georgia’s Authoritarian Drift: The West Should Not Let Tbilisi Slip Back into Russia’s Orbit

Christian Caryl ワシントンを拠点に活動する国際政治を専門とするジャーナリストで、Strange Rebel:1979 and the Birth of the Twenty-First Centuryの著者。

2025年2月号掲載論文

12年前に政権党になって以降、「ジョージアの夢」は巧みに国を掌握してきた。かつて首相を務め、同党に大きな影響力をもつビジナ・イヴァニシヴィリは、官僚、司法、法執行部門の事実上すべての主要な役人を、段階的に党に忠実な支持者に置き換えていった。こうして、「ジョージアの夢」は、自分たちの条件で思うままに権力基盤を固め、ついには、欧米の影響力を遮断することを目的とする「外国の代理人」法を成立させ、不正な選挙を実施した。「ジョージアの夢」は、すでにビクトル・オルバン流の国家乗っ取りへ向けた重要な一歩を踏み出し、いまや欧米からロシアへと決定的に軸足を移そうとしている。

  • 権威主義への道
  • 二つの夢
  • 非自由主義の台頭

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