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知識と技術が国を支える
―― ナレッジパワーと国家パワー

エイミー・ゼガート フーバー研究所 シニアフェロー

The Crumbling Foundations of American Strength: Knowledge Is Power—and the United States Is Losing It

Amy Zegart フーバー研究所シニアフェロー、スタンフォード大学人間中心のAI研究所(HAI)シニアフェロー。専門は、情報、新興技術、グローバル政治リスクマネジメントなど。著書に、Spies, Lies, and Algorithms: The History and Future of American Intelligenceがある。

2024年10月号掲載論文

いまや、国のパワーの基礎を支えるのは「経済成長、科学的発見、軍事的ポテンシャルを劇的に強化できる知識や(AIなどの)技術」であることが多い。だが、こうした資産は、無形であること、そして、部門や国を超えて広がりやすいために、ひとたび「世に出る」と政府が管理するのは難しくなる。敵に対してアルゴリズムの返還を求めることはできない。あるいは、中国のバイオエンジニアに博士研究員としてアメリカで得た知識を返せとも言えない。知識は究極の携帯型兵器なのだ。われわれは、知識とテクノロジーが原動力となる現代の世界で、国家パワーの構成要因が何で、それをいかに育み、応用していくかを考え直す必要がある。

  • 国家パワーを支える資源
  • イノベーションと予測
  • 学習の劣化
  • 基礎研究の衰退
  • 新しいパワー基盤

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