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東アジアと中国の核戦力
―― 核共有と軍備管理の間

エイミー・J・ネルソン ブルッキングス研究所 フェロー
アンドリュー・ヨー 米カトリック大学 教授

China’s Dangerous Nuclear Push: To Temper Beijing’s Ambitions, Washington Should Threaten to Share Weapons with Japan and South Korea

Amy J. Nelson ブルッキングス研究所シニアフェロー、SK-Korea 財団チェア。米カトリック大学教授(政治学)。

2024年9月号掲載論文

中国の核戦力増強は、北朝鮮のそれと同様に、東アジアを変化させている。いまや韓国市民の多くが核保有を望んでいるし、日本の古くからの核アレルギーも緩んできている。アジアはいまや、秩序を不安定化させる軍拡競争に突入していく軌道にある。ワシントンは中国に対して、(軍備管理に関する)中身のある交渉に建設的に参加するか、あるいは、東アジアでアメリカが支援する核軍備の大規模な増強という事態に直面するか、という困難な状況にあることを理解させなければならない。中国の指導者たちが軍備管理交渉を拒否するようなら、ワシントンは(核保有国が同盟国と核兵器を共有する)核共有制度について、ソウルや東京と協議を開始することもできる。

  • 日韓との核共有
  • 変化する核への立場
  • 強硬策で交渉に応じさせる
  • 強硬策の目的

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