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東アジアのイノベーションモデルに学べ
―― 大企業とスタートアップの関係

ラモン・パチェコ・パルド キングス・カレッジ・ロンドン 教授(国際関係論)
ロビン・クリングラー=ビドラ キングス・ビジネススクール 准教授(アントレプレナーシップ)

The Secret to Japanese and South Korean Innovation How: Tokyo and Seoul Partner With Startups—and What Silicon Valley Can Learn

Ramon Pacheco Pardo キングス・カレッジ・ロンドン教授(国際関係論)。 Klingler-Vidra との最近の共著にStartup Capitalism: Northeast Asia’s Startup-Fueled Innovation Strategies がある。
Robyn Klingler-Vidra キングス・ビジネススクール准教授(アントレプレナーシップ・サステナビリティ)。

2024年7月号掲載論文

日韓両国は、スタートアップと大企業が協力する経済モデルを構築し、いまやハイテク分野のトップ企業を数多く抱えるようになった。ソウルと東京が模索するイノベーションモデルでは、政府や大企業が協力することで、スタートアップのポテンシャルを開花させ、広く恩恵を共有できると考えられている。一方、シリコンバレー神話の中核にあるのは、新進の起業家たちが大企業に取って代わる新しい企業を立ち上げ、既存産業を破壊するという考えだ。だが現在のシリコンバレーは、ハリウッド映画が描くような型破りな起業家たちの楽園ではない。ワシントンは、スタートアップと大企業の提携を恐れるべきではなく、東アジアに学んで、大手企業を政府やスタートアップのパートナーとして歓迎すべきだ。

  • 日韓のイノベーションモデル
  • スタートアップと巨大企業の関係
  • 変化したシリコンバレー
  • イノベーションか死か
  • 現実を直視せよ

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