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中露、イランの政治的強さの秘密
――革命が授ける独裁体制のレジリアンス

ルーカン・アフマド・ウェイ トロント大学教授(政治学)

Don’t Count the Dictators Out
The Underappreciated Resilience of Today’s Autocracies

Lucan Ahmad Way トロント大学教授(政治学)。スティーブン・レヴィツキーとの共著にRevolution and Dictatorship:The Violent Origins of Durable Authoritarianismがある。

2023年9月号掲載論文

10年以上にわたって「悪漢たち」が勝利した時代を経て、世界はいまや独裁体制に背を向けつつあるようだ。ロシア、中国、イランという世界の3大悪党は、その権威に対する前例のない脅威に直面している。とはいえ、その脅威は、多くの人が期待するほど大きくはない。中国、イラン、ロシアは、革命を経験していることに深く根ざすレジリエンスをもっているからだ。実際、革命というルーツが、これら三つの体制が景気低迷や失政、支持率の急落を乗り切り、今後も長年にわたって強さを維持していく支えを提供している。これに対抗する効果的な戦略を考案するには、その本質と、ユニークなレジリエンスのルーツを理解する必要がある。

  • その打たれ強さ
  • 革命国家のパターン
  • 中国共産党の社会浸透
  • イラン体制の結束
  • ロシアの政治的防波堤
  • 中国、イラン、ロシア
  • 独裁体制にどう対処する

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