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民主国家インドという幻想
―― 利益は共有しても、価値は共有していない

ダニエル・マーキー 米平和研究所 シニアアドバイザー(南アジアプログラム)

India as It Is: Washington and New Delhi Share Interests, Not Values

Daniel Markey 米平和研究所南アジアプログラム上級アドバイザー。米国務省政策企画部スタッフ(2003―2007年)。専門は南アジアと中国。最近の著書にChina's Western Horizon: Beijing and the New Geopolitics of Eurasiaがある。

2023年9月号掲載論文

アメリカと利益は共有しても、価値は共有していない。いまや、インドは異論をほとんど許容しない民族主義者によって統治されている。「非自由主義的で非民主的な政党」に支配され、その政治力は高まる一方だ。この状況が変わらない限り、アメリカは、日本や韓国、ヨーロッパの北大西洋条約機構(NATO)同盟国と同じようにインドを扱うことはできない。そうではなく、アメリカは、ヨルダン、ベトナム、その他多くの非自由主義的なパートナーのようにインドに接しなければならない。米政府高官は「インドは同盟国ではないこと」を理解しなければならない。

  • 幻想が政策の前提とされている
  • 大いなる幻想と現実
  • インドの現実
  • 中国とインド
  • 真実に向き合う

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