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アフリカ経済に注目せよ
―― アフリカが左右するグローバル経済の未来

ジャック・A・ゴールドストーン ジョージ・メイソン大学 教授(公共政策)
ジョン・F・メイ ジョージ・メイソン大学 リサーチプロフェッサー(公共政策)

The Global Economy’s Future Depends on Africa: As Others Slow, a Youthful Continent Can Drive Growth

Jack A. Goldstone
ジョージ・メイソン大学公共政策大学院政治学教授。政治的人口動態学、社会運動、革命、民主化、経済成長などを研究テーマとしている。フォーリン・アフェアーズでは、「世界を変える四つの人口メガトレンズ―― 先進国の衰退と途上国の台頭をどう管理するか」(FAR2010年1月号)などを発表している。
John F. May
ジョージ・メイソン大学リサーチプロフェッサー(公共政策) 専門は人口動態、人口と経済開発など。

2023年7月号掲載論文

今後20年間で、世界の大半の諸国は、若年人口や労働力の減少に直面するだけでなく、爆発的に増加する高齢者の介護を余儀なくされる。この近未来において、中国経済がこの40年にわたって世界経済で果たしてきた役割を今後担っていくのはどの国や地域なのか。意外にも、それがインドになる可能性は低い。世界が目を向けるべきは、むしろ、アフリカ大陸だ。国連の最新統計では、アフリカの人口は、死亡率の低下と出生率の上昇を背景に、現在の14億から2050年には25億に増加すると予測されている。中国、日本、韓国、ヨーロッパで若年労働力が激減していくなか、今後、グローバル経済の未来を左右するのは、豊かな労働力をもつアフリカ大陸になるだろう。

  • インドではなく、アフリカに目を向けよ
  • 世界的な少子高齢化
  • アフリカという例外
  • 環境にやさしい成長を
  • 成長の条件

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