中東秩序の分水嶺
―― イラン・サウジ合意と米中競争
A New Order in the Middle East?: Iran and Saudi Arabia’s Rapprochement Could Transform the Region
2023年5月号掲載論文
サウジは、イランとの関係正常化交渉に中国を関与させるのが、合意を永続化させるための間違いのない保証になると考えた。イランも、習近平は信頼できる仲介者の役割を果たすことができると考えた。一方、「アラブ・イスラエル同盟がイランを封じ込める」という構図を期待してきたワシントンの立場は非現実的になった。リヤドはアメリカだけでなく、ロシアや中国とも緊密で独立した関係をもつことを望んでいる。エジプト、イラン、イスラエル、トルコとのバランスをとりながら、サウジの安全を守り、地域に影響力を行使する、重要な役割を担っていると自負している。
- イランとサウジの和解
- 中国の役割
- サウジの立場
- シルクロードの安全保障
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