トルコ地震とエルドアンの政治的命運
―― エルドアン政治の終わり?
Turkey’s Disaster—and Erdogan’s: How the Earthquake Could Spell the End of His Rule
2023年4月号掲載論文
1999年のトルコ大地震では、民衆と家父長的国家間の「社会契約の限界」が露わになった。地震とそれに続く経済危機が社会不満を高め、オスマン帝国の残骸のなかで国を再建してきた「世俗的でしばしば非自由主義的なケマル主義者の政治体制」の崩壊が進んだ。その瓦礫のなかから、エルドアンと彼のイスラム主義政党が権力を握り、トルコを変貌させていった。だがいまや、エルドアンはかつてとは逆の立場に立たされている。今回の大地震は、約25年前の地震と同じように、石灰化した政治秩序を崩壊させるかもしれない。
- 地震が壊した政治システム
- 家父長主義国家
- エルドアンの台頭
- 波乱の時代へ
- 地震と選挙
- 市民社会の台頭
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