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ドローン外交の夜明け
―― ドローンがパワーバランスを覆す

エリック・リン=グリーンバーグ マサチューセッツ工科大学  アシスタント・プロフェッサー(政治学)

The Dawn of Drone Diplomacy: Unmanned Vehicles Are Upending the Arms Trade—and the Balance of Power

Erik Lin-Greenberg マサチューセッツ工科大学政治学部 アシスタント・プロフェッサー

2023年2月号掲載論文

いまや、イランやトルコなどの新たな軍事サプライヤーがドローン輸出を通じて対外的影響力を強化している。かつて軍事ドローンの生産をほぼ独占していたアメリカは、ミサイル技術管理レジーム(MTCR)の輸出規制によって、緊密な同盟国への輸出さえ制限されている。この間隙をついて、MTCRに加盟していない中国やイスラエルが積極的にドローンビジネスに参入し、ほとんど規制を気にせずに取引をするようになり、イランやトルコがこれに続いた。ドローンの輸出相手国との関係を深め、ライバルに対抗し、応分の見返りと譲歩を引き出すことで、ドローン外交は、地域の安定を脅かし、アメリカのような伝統的兵器輸出国の影響力を脅かしている。・・・

  • ドローンと対外的影響力
  • アメリカとイランの違い
  • ドローンの価値
  • 外交ツール

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