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ロシア対外問題行動の源泉
―― 辞任した外交官が振り返るロシア外交の欠陥

ボリス・ボンダレフ 前ロシア外交官

The Sources of Russian Misconduct: A Diplomat Defects From the Kremlin

Boris Bondarev 2002年から2022年までロシア外務省の外交官を務め、直近ではジュネーブ国際機関ロシア代表部の参事官として勤務した。ウクライナ侵攻に抗議し、2022年5月にロシア外務省を辞職した。

2022年12月号掲載論文

私がウクライナ侵攻で思い知ったことの一つは、それまでの20年間に目撃してきたことに大いに関係していた。ゆっくりとだが、政府が自らのプロパガンダにとらわれ、歪められてしまっていた。ロシアの外交官は長年、ワシントンに対決路線をとり、嘘とつじつまの合わない言葉を並べて、ロシアの対外的干渉を正当化するように強いられてきた。私たちは仰々しいレトリックを使って、モスクワに命じられたことをそのまま繰り返すように教育されていた。だが、最終的に、外国だけでなく、ロシアの指導部もこのプロパガンダに感化されるようになった。・・・この戦争は、エコーチェンバーで下された決定がいかに裏目に出るかを明確に示している。

  • プーチンが去れば・・・
  • 幻想の世界
  • イエスマンたち
  • 過激化するプロパガンダ
  • 真実とプロパガンダの間
  • 暴走機関車
  • プーチン後

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