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ヘイトというアメリカの病
―― 銃乱射とオンライン過激主義

シンシア・ミラー=イドリス アメリカン大学公共政策大学院教授

America’s Epidemic of Hate: Stopping Mass Shootings Requires Combating Online Extremism

Cynthia Miller-Idriss アメリカン大学公共政策大学院および教育大学院教授。同大二極化・過激化研究・イノベーション研究所(PERIL)初代ディレクター。近著にHate in the Homeland: The New Global Far Rightがある。

2022年9月号掲載論文

全米各地で数多く起きている大量殺人事件の犯人には共通する有害な特性がある。それは、殺人願望や暴力的なニヒリズム、自傷行為、自殺願望を抱いてきた過去があること、引きこもりで友人や家族との交流が乏しいこと、動物をいたぶったり殺したりし、女性にストーカー行為や嫌がらせをし、レイプなど身体的危害を加える脅しをするなどの残虐性をもっていることだ。もう一つの共通点は暴力的なオンライン・コンテンツに関わっていたことだ、当局は危険人物の行動を阻止するだけでなく、彼らが入り浸るオンライン世界の対策に力を入れなければならない。過激化の終着地点である銃撃への対応にばかり集中するのではなく、そもそも個人がオンラインで憎悪や危害に関わっていくのを阻止することに力を入れる必要がある。

  • グレート・リプレースメント
  • ヘイト犯罪のルーツ
  • 過激主義への対抗策
  • 寛容を教える

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